ケニー・ペリー 天国の妹に捧げる勝利

アメリカのチャンピオンズツアー、SASチャンピオンシップ２日目の夜、ケニーのもとに訃報が届きました。


５９歳の姉が乳がんで亡くなったという知らせでした。


奇しくも姉のケイが逝去した10月1日は、2年前にやはり乳がんで亡くなった母の命日と同じ日付でした。


ケニーは翌日の最終日を棄権して、すぐにでも亡くなった姉に会いに行くつもりでした。


しかし、ケニーの父からの一本の電話で彼は翌日の最終日を戦うことを決意しました。


「ケリー、亡くなったケイの為にも試合に出るんだ。」


翌日ケリーは試合に出ました。





ケリー曰く、「気分は消沈していた。緊張もしなかった。只々静かな気持ちで、姉と母のことを思い、プレーした。」


しかし、ケリーの思いとは裏腹に、スコアを伸ばし、トータル11アンダー（大会レコード）でチャンピオンズツアー初優勝を果たしました。






「優勝は嬉しい。だが出来ることなら、私が優勝することより、姉に生き続けて欲しかった。」




またケニーが元気な姿でツアーで戦うことを、多くのファンが望んでいることと思います。








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